アフター浜松町

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ここには来たことがある気がする、と思うことが26年も生きていると増えてきた。

1年ぶりに日本に帰ってきて、いろいろな場所をめぐりながら見ているものは、今ここの景色より過去のあの日。
淡くあたたかい想い出がほとんどと、鼻の奥が痛くなるような悲しい想い出が少し。

誰かにとって、ただの通り道である場所は、誰かにとっては出発点だったり終着点だったりする。

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浜松町は、私にとってはいつでも始まりであり終わりの町だった。

5歳から18歳まで小笠原諸島という離島に住んでいたので、東京への窓口は小笠原へのフェリーが出発する浜松町だった。

スーツを着て早足で歩くビジネスマンの中を、限りなく茶色に近い小麦色の肌で大きなリュックを背負いながらノソノソ歩いていると、異国に来たような緊張感で怖くなった。

楽しい夏休みが終わって、苦手な船に25時間乗らなければいけない絶望的な気持ちで歩いたのも浜松町だし、好きな人の出迎えをドキドキしながら探したのも浜松町だった。

そして、インドネシアへの帰路へと向かう今年も、このまま帰ってしまっていいのかしら、というはじめての気持ちにびっくりして浜松町を後にする。

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2018年、始まりの日にSNSを開くと、多くの人の1年の目標を目にした。

私も、今まではなんとなく年はじめに目標のようなものを決めていたのだけれど、今年は1日の始まりにその日の目標を決めていきたいと思っている。

2018年は愚直に日々を積み上げていくような年にしていきたい。

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梅野 なぎさ

梅野 なぎさ

’91生まれ。2017年よりインドネシアで働いています。 【Mail】bonin.makani@gmail.com