【インドネシア】配車アプリを超える万能アプリ「Gojek」の展望

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インドネシアの移動にかかせないバイクタクシーOjek。このバイクタクシーの配車サービスアプリ「Gojek」の提供が2010年頃からインドネシア国内でスタートした。現在では配車サービスにとどまらないさまざまなサービスが、このアプリを通じて展開されているという。

Gojekとは

 

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Gojekは配車アプリUberのようなサービスで、アプリから自分の位置情報を送信して予約すると、バイクに乗ったスタッフが迎えに来てくれ、目的地まで連れて行ってくれるというシステム。現金支払いもできるが、アプリにクレジットカードを登録すれば、予約ごとに自動で引き落とされる。ジャカルタ市内ならほとんどが一律15,000ルピア(約130円)。
もともとインドネシアの路上にいるバイクタクシーの集団が「Ojek」と呼ばれていて、「Go Ojek」から「Ojek」と名付けられた。

インドネシア国内のスタートアップが開発

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国外からの外資企業が多数参入しているインドネシアだが、Gojekの開発は26歳のインドネシア人によって行われた。開発のきっかけははOjek運転手と会話をしていた際「勤務時間の7割は客待ち」ということを聞き、その待ち時間をうまく利用できないかと考えたことからだという。

もともとOjekはオフィスビルやモール前など、各自の縄張りが決まっていた。そのため、出社やランチ移動などの決まった時間帯以外に稼働できる時間帯が少なかった。その稼働のない時間に、人以外のモノを運ぶ仕事を作ったのだ。

これによって、Ojek運転手の収入は3倍ほど上がり、Gojekに加盟する運転手も増えていったという。現在はジャカルタ近郊で約10,000台のバイクで営業している。

Gojekの多彩なサービス

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Gojekではバイクタクシー以外にも、現在さまざまなサービスを提供している。

1. Go-Ride (バイクタクシー)
2. Go-Food (フードデリバリー)
3. Go-Send (バイク宅配便)
4. Go-Mart (買い物代行 )
5. Go-Box (宅配便 )
6. Go-Massage (出張マッサージ)
7. Go-Clean (出張掃除サービス)
8. Go-Glam (出張美容サービス / 化粧・ネイル・ヘアスタイリングなど)

 

スマートフォンの普及が急速に広まっているインドネシアの市場と、Ojekの課題に目をつけたサービスだ。

次の展開は決済領域か

現在Gojekの支払いの主流は現金払い。
これを公共料金の支払い、携帯プリペイドの購入、その他ECサイトでの決済利用、利用者間での送金、といったことが可能にできれば、プラットフォーマーとしての展望も開けるだろう。

インドネシアのEC各社も決済領域を狙っているが、EC購入者の規模が大きくならないとなかなかPaypalのような決済領域では成功できない。

EC領域よりもバイクタクシーのような、インドネシア人にとってなくてはならない生活の足になるサービスであれば、より早くユーザー規模を拡大出来る可能性がある。

Gojekはインドネシア独自の文化と課題を知っているインドネシア人だからこそ可能にした、サービスだろう。インドネシアで現地向けのビジネスを行うなら、まずはインドネシアを知ることが始まりだと改めて感じる。

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